専門家による収納コラム

収納基礎(5) -収納動線とは?-

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生活にあった動線とは

小さく折って、圧縮すれば、この隙間を利用すれば、アイディア収納雑貨を買えば・・・きっと上手く収納できるはずと、思っている人も多いのです。こんなに手間暇かけて、収納問題を解決していては、日々の暮らしは不便で大変。実は収納には、生活や作業をするときの動線を考えて収納プランを考えていく必要があるのです。

遠くまで、高いところへ、複雑な収納をするよりも、使う所に使いたいモノがあったほうが便利です。しかし住宅事情で、そう理想どおりにはいかないもの。

収納動線を見直しましょう

モノが集中して困る洗面所や、玄関、リビングなどは、家族の生活動線をちょっと考えてみましょう。たとえば洗面所。娘さんのアロマオイル、息子さんのコンタクトレンズ用品、パパのデンタルケアグッズ、ママの基礎化粧品からメイク道具までの持ち物が、すべて収納してあれば、収納スペースはパンクします。

ならば洗面所でどの行為をまでをするのか、各自の部屋や各自の私物コーナーへ収納動線を変えてみるのも上手な解決方法です。コンタクトの予備は息子さんの部屋。ママのメイク道具はドレッサーへという感じです。家族の共有物と私物の分別を考えて収納するだけで、ずっと楽な生活スタイルになってきます。

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※上記の専門家コラムに関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。

コラムニスト 芳賀裕子 (Studio HAGA代表)

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ライフスタイルから考える収納をお伝えします

インドネシア・ジャカルタ、インド・ムンバイ、ニューデリーに通算10年在住。引っ越し経験14回。国内外10軒のさまざまな広さ(46平米~250平米)の住宅に暮らす。さまざまなライフスタイルに対応できる住まいのソフトの提言をするお片づけコーチングをめざしています。

【所属】 お片づけコーチング Studio HAGA
【メディア】 はぴフル(フジテレビ)、学べるニュースショー(テレビ朝日)、AneCan(小学館)など多数。
【著書】 「収納のきほん おさらい帖」(小学館)など多数。
【資格】 整理収納アドバイザー認定講師

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